●アスコフィラン

アスコフィランは10万～30万Daもの分子量になる水溶性多糖類です。
その分子構造や糖組成は、海藻由来の多糖体であるフコイダンとは異なり、フコース、硫酸基だけでなく、キシロース、ウロン酸を多く含んでいます。

アスコフィランによる抗肺炎効果が論文で発表された。「肺炎球菌感染マウスに対するアスコフィランの経口投与での治療効果」と題する論文が、オランダの生化学の学術誌「インターナショナル　ジャーナル　オブ　バイオロジカル　マクロモレキュールズ」に掲載された。同論文によると、　アスコフィラン投与マウスでは、肺内の細菌数が、感染４日目ではコントロールのマウスに比べて大幅に減少することも確認されたという。感染１４日目において、アスコフィラン投与のマウスの血清からは、免疫活性を示す指標物質「ＩＬ―１２」が、コントロール群に比べて有意に高いレベルで検出された。これらの実験結果を基に同研究では「アスコフィランの経口投与は、宿主の免疫システムを活性化することを介して、肺炎球菌感染に対して治療効果を発揮することが示唆される」と結論付けている。

●エゾウコギ末

体の活力を高めてくれる有効成分を豊富に含んでおり、抗ストレス作用や疲労回復、滋養強壮や精力強化に効果があります。有効成分であるエレウテロサイドEには、免疫細胞を活性化して免疫力を高める働きがあります。最新の研究では、女性ホルモンに似た作用をする成分が含まれていることがわかり、期待が寄せられています。

●田七人参

豊富なサポニンを含むほか、体に活力を与えるアルギニン、血管に働きかけるフラボノイド、さらにビタミンやミネラルなど多くの栄養成分を含んでいます。免疫力を高める・生活習慣病の予防・血流改善に期待できます。

●カンゾウ（甘草）末

甘草は砂糖の50倍～80倍の甘みがある植物です。古くから薬効があるとされ、活性酸素を除去する・肝機能を高める・アレルギーを抑制する・免疫力を高める効果に期待できます。

●桔梗末

桔梗の根にはサポニンやイヌリンなどの有効成分が含まれており、鎮咳去痰作用や整腸作用があるといわれています。

●西洋タンポポエキス末

根から花まで丸ごと使えるメディカルハーブです。根や葉にはすぐれた利尿作用があり、むくみ予防が期待できます。